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ゴーダマ・シッダールタについて [おすすめ本]

ブッダとは、「悟りを得た者」という意味で、あなたも私もブッダになれます、なろうと思えば。
その、ゴーダマ・シッダールタが生まれたのは、紀元前 624~463年ごろ。
幼少のころはシッダールタと呼ばれ、29歳で出家してからはゴーダマ、
そして35歳で悟りをひらいてからは、ブッダと呼ばれた。
彼の話を物語として読むのにお勧めなのは・・・[本]

ヘルマン・ヘッセのシッダールタ

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寓話的な小説で、全体的に美しく描かれ、読みやすい。
ヘッセは、1919年に執筆を開始したけれど、1年半を超えるスランプがあり、
彼自身も、断食、禁欲、瞑想などと修行をした後に完成させた。
出版当時は、彼の出身国のドイツでは不評であったけれど、
国外で、特にベトナム戦争後のアメリカで、若者に認められたという。

シッダールタを主人公としているが、アーナンダをゴビンダとして登場させたり、
川の渡し舟などの話を通して、ブッダの物語をヘッセの目で語っている。

    川はすべてを教えてくれる。
    その流れに逆らうことなく人生は進む。
    何よりも大切なことは、愛である。

    叡知は人に伝えることができない。
    重要なのは思想ではなく、存在している事実である。

当然のことながら、素晴らしい言葉がたくさん書かれていた。

    言葉で表現すると、少し違ったものになり、
    ゆがめられ、少しばかげたものになる

ということなので、あまり言わないことにします…[あせあせ(飛び散る汗)]

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私が、落ち込んでいた日々に読んだ本です。
それは、ある日突然立ち上がれなくなり、仕事をメール一本でクビになり、
ベッドで横になる日々が続いて、モト彼と別れることになった時。
むさぼりつくように読んだものです。

法句経(ダンマパダ)

お釈迦様(釈迦牟尼)の言葉が形式的に収められている書。
物語ではないので、パラっと開いてみるのもいいんじゃないかなと思い、
数ヶ月間はいつも手元に置いておきました。

中村元著 『ブッダの真理のことば・感興のことば』
友松円諦訳 『法句経』 は、すぐ手に取れると思います。

     船が激しく揺れ、船底にたたきつけられるような状況になったとき、
     船長が悠々とパイプをくゆらせ黙然としているとほっとする。
     きっと風、波、船体の全体のバランスをつかんでいるに違いないと思うのです。

高瀬 広居(『法句経からのメッセージ』)


世界のすべてを包みこめば、きっと心に静寂が訪れる。
自分の芯(コア)はブレないから[三日月]



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