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信仰心を持つことと宗教に属することの違い [和道 Wha-Dho 哲学]

信仰心とか、真理を求める心っていうんでしょうか。
昔から、周りよりも信仰心が非常に強いと意識していた。
子どもの頃に、母と信仰の話をしてお茶をしていたくらいで、
ご丁寧に、自分の信仰心は、育ったお寺の思想ではないと説明していた。
お寺でのご飯は、仏様が召しあがった後のご飯(お仏飯)をいただくが、
私の体内に入るものは、もともと仏様(神)が造られたもの。
私たちは、(廻り廻った食物を)仏前にお供えして感謝し、
私たちが口にするのは、仏様がそのエッセンスを食べた後の「物質」なのだ、とよく思った。

     人は、・・・無数の議論の霧の中で困惑している。
     どの国の人々も、万物の造り主である唯一の神を愛することを拒否しながら、
     人間愛の外面的シンボルにすぎない教会や寺院での儀礼的礼拝によって、
     その信仰心を欺瞞しようとしているのである。

     人道主義者たちのこのような儀礼は、彼らの関心を
     一時的にせよ自我から切り離すという点では、
     全く無意味なのであろう。

『あるヨギの自叙伝』パラマハンサ・ヨガナンダ著 


私たちそれぞれの魂の中に、神が宿っている。だから、ただ心から祈ればいい。
単にどこかに属したり、ただ何かを所有することは、信じる心に値しない。
いつも感謝する心を忘れず、欲まみれにならないように。
だから、信仰はとても大切で、すべての人に神が宿っているとしても、
「絶対唯一の神に向けての信仰ですから、この宗教に従いなさい」、
と人にお伝えする必要はない、と私は考える。

昔からあれこれと真理を探っていく方で、宗教に関しても同じことをしていた。
だから、いろんなセールスの勧誘や、何かの強引なお勧めや、もちろん宗教の教えに対しても、
私は強い態度で、優しく断ることができた。
ニュージーランドの友だちに、聖書やテキストなどを渡され入信するように言われたことがある。
彼があまり強引なので、私がさまざまなページを拾って、
これは仏教ではこのようにも説明されていて、同じことを違う風に説明しているんだよ、って話した。
彼は、長い間がんばったけれど、私が動じないので辞めてしまった。

留学中には、ドイツ人、スペイン人、アメリカ人など、人を問わずに宗教の話を(聞かれれば)した。
誰かの気持ちを変えようとしたことはないけど、話した人全員が私の宗教に興味を持った。
私は、お寺で育ったけれど、仏教徒であって、仏教徒だけではない。
どの伝道者も信じているし、彼らそのものを敬い、何も否定しない。
だから何の宗教に属しているかは言えない。
みんなわからかなったと思う、いったい私の信仰心がどこからくるのか。
だけど、瞑想を始めてしばらくして、自分の信仰心の強さの理由をビジョンで見た。
今は、その信仰心の源がわかる。

先週、あるおもしろい人から、強引なお誘いがきた。
彼女の方法が、とても巧妙に企てられていて、封筒を開ける瞬間から微笑んでしまった。
彼女は、性質のよい人で、おせっかい好き。だけど不安いっぱいの人生を歩んでいるんだと思う。
自分と同じ人生を歩まないようにと、指示がぎっしり書かれていた。
心配してくださって、ありがたいです。
だけれど、特定の団体に属すというのは意味のないことだと、私は思っています。

すばらしい神々や偉人や伝道師たちの道を知らずに生きる選択も自由。
感じることを話すのも自由。耳をふさぐのも自由。
だけど、それは、人を強引に引っ張っていくのとは全然違います。

一つ知っておきたいのは、自分の心には嘘をつけないってこと[かわいい]




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みみ

「宗教」を名目に起きる多数の争い・暴力・殺人・望んでないのにしつこい勧誘(信じるものの押しつけ)が辛くて「宗教」という言葉を聞くだけで鳥肌が立ちそうなくらい、心底嫌いなものになってます。

でも、日本の八百万の神という考え方が大好きなんです。
あと、魂というものがあってそれが、
リサイクルされてるといった考え方も好きです。
(すっごいおおざっぱな言いようでごめんなさい…)
あと、言霊というものが存在する考え方。

これらって、信仰ではないか?(信仰=宗教という考えでした)
と悩んでいろいろ検索してたところ、こちらにたどり着きました。
「いつも感謝する心を忘れず、欲まみれにならないように。」
この言葉いいですね^^
まだ、悩みは晴れきってはいませんが、この言葉にちょっと気持ちが軽くなりました。
by みみ (2012-06-06 00:59) 

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