『ギーターの世界』欲望とは? [おすすめ本]
前回から始まりました(突然終わりそうな気配の)『バガヴァッド・ギーターの世界』
(以下『ギーター』)について。
さて、某外資金融FPが尋ねてきた、「欲望」を制御するには?
勇士アルジュナは、クリシュナに問う。
「人間は何に命じられて悪を行うのか。望みもしないのに。まるで力ずくで駆り立てられたように。」
するとクリシュナは答える。
「それは欲望(カーマ)である。
それは怒りである。
激質(ラジャス)という要素(グナ)から生じたものである。
それは大食で非常に邪悪である。
この世で、それが敵であると知れ。
火が煙に覆われ、鏡が汚れに覆われ、胎児が羊膜に覆われるように、
この世はそれ(欲望、怒り)に覆われている。
知識ある者の知識は、この永遠の敵に覆われている。
アルジュナよ、欲望という満たし難い火によって。」
欲望を制御するためには、まず感覚器官(目など)を制御する。
そして(…中略…)瞑想する。
仏教でいう般若の智が、『ギーター』で知性(ブッディ)と呼ばれるものだが
それは瞑想によってあわられてくる直感的な叡知であると言う。
瞑想するのだ
しかし、『ギーター』では、社会を捨ててはいけないと強調し、
あくまでも現実の社会生活をまっとうすべきだと主張する。
「苦楽・得失・勝敗を平等(同一)のものと見て、戦いに専心せよ。
そうすれば罪悪感を得ることはない。」
そうすれば、行為の結果に束縛されることがない。
続く・・・
(以下『ギーター』)について。
さて、某外資金融FPが尋ねてきた、「欲望」を制御するには?
勇士アルジュナは、クリシュナに問う。
「人間は何に命じられて悪を行うのか。望みもしないのに。まるで力ずくで駆り立てられたように。」
するとクリシュナは答える。
「それは欲望(カーマ)である。
それは怒りである。
激質(ラジャス)という要素(グナ)から生じたものである。
それは大食で非常に邪悪である。
この世で、それが敵であると知れ。
火が煙に覆われ、鏡が汚れに覆われ、胎児が羊膜に覆われるように、
この世はそれ(欲望、怒り)に覆われている。
知識ある者の知識は、この永遠の敵に覆われている。
アルジュナよ、欲望という満たし難い火によって。」
欲望を制御するためには、まず感覚器官(目など)を制御する。
そして(…中略…)瞑想する。
仏教でいう般若の智が、『ギーター』で知性(ブッディ)と呼ばれるものだが
それは瞑想によってあわられてくる直感的な叡知であると言う。
瞑想するのだ
しかし、『ギーター』では、社会を捨ててはいけないと強調し、
あくまでも現実の社会生活をまっとうすべきだと主張する。
「苦楽・得失・勝敗を平等(同一)のものと見て、戦いに専心せよ。
そうすれば罪悪感を得ることはない。」
そうすれば、行為の結果に束縛されることがない。
続く・・・
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