6.自己に還り、内省させるエネルギー(6/0-6)【完結】 [ニューメキシコ州リトリート2010]
ニューメキシコ州を去る前から、この場を去る心の準備をしていた。だが、祈ったにも関わらず、私の心は完全にこの地に魅了されてしまった。リトリートに関するブログは、オハイオ州に戻ってから2週間かけて書いたけれど、最初の数日間、私の心は完全にニューメキシコに居たまま。自分の体験した内容や感情を消化することはおろか、言葉にすることもできず、まずは自分をとり戻すことに必死な状態だった。
なぜそんなにこの土地に魅了されたのか。
地球上には、自己と向き合える場が数多くあるが、この場所には間違いなく強烈な大地のエネルギーがあり、そしてこのエネルギーは、自己を内省させる力を持っているから。
若い頃から「自分探し」と言っては世界中をまわり、国家、貧富、偏見・・・などについて考えてきたけれど、観察していたのは世界と対比した自分自身の姿。今回の旅では、外的な環境やつくられた概念の中に存在するわたしではなく、誰でもないひとつの存在として、その心の内に入っていった。仕事、家族、ステイタス、物事の概念、習慣、性別、名前・・・それらのこをが全部取り除かれた状態。そうして、心の奥底は無限の宇宙につながっているように感じた。静寂の中にこそ、本当の自分が存在する。
ニューメキシコを去ってからの数日間は、「意識の奥に潜る人」になっていた。地上(現実)に戻ってきてこそ、レイトン・クーガー氏のような、「メディスンマン」として生きることができるのだろう。単に心の内に入っていくのではなく、そこで得た経験やヴィジョンや感情の意味を理解し、現実社会で地に足付けて力強く生きてこそ、本当の「生」を生きることになる。
私が今回ニューメキシコのリトリートに参加したのには、思考が判断できる範囲を超えた理由がある。導かれて、何かを体験をするとき、それは自分が選べる種類のものではない。自己の根源が揺さぶられる場所は、自分のルーツへ還るヒントが潜んでいる土地なのかもしれない。
あなたにとってのその場所はどこでしょうか。もう、そこに居るのかもしれません・・・。
追記:
ワイルド・スピリット・ウルフ・サンクチュアリでの『和道』リトリートは、メディスンホイールに沿って春夏秋冬と時季ごとに行われていますが、旅行者が安易に通り過ぎていける所ではないため(特に大都会から参加する場合は、前後の心のケアが必要との理由で)、各回ごとに参加者を制限しています。
日本からは各回5名まで参加可能です。冬のリトリートも企画されていますので、興味のある方はご連絡ください
なぜそんなにこの土地に魅了されたのか。
地球上には、自己と向き合える場が数多くあるが、この場所には間違いなく強烈な大地のエネルギーがあり、そしてこのエネルギーは、自己を内省させる力を持っているから。
若い頃から「自分探し」と言っては世界中をまわり、国家、貧富、偏見・・・などについて考えてきたけれど、観察していたのは世界と対比した自分自身の姿。今回の旅では、外的な環境やつくられた概念の中に存在するわたしではなく、誰でもないひとつの存在として、その心の内に入っていった。仕事、家族、ステイタス、物事の概念、習慣、性別、名前・・・それらのこをが全部取り除かれた状態。そうして、心の奥底は無限の宇宙につながっているように感じた。静寂の中にこそ、本当の自分が存在する。
ニューメキシコを去ってからの数日間は、「意識の奥に潜る人」になっていた。地上(現実)に戻ってきてこそ、レイトン・クーガー氏のような、「メディスンマン」として生きることができるのだろう。単に心の内に入っていくのではなく、そこで得た経験やヴィジョンや感情の意味を理解し、現実社会で地に足付けて力強く生きてこそ、本当の「生」を生きることになる。
私が今回ニューメキシコのリトリートに参加したのには、思考が判断できる範囲を超えた理由がある。導かれて、何かを体験をするとき、それは自分が選べる種類のものではない。自己の根源が揺さぶられる場所は、自分のルーツへ還るヒントが潜んでいる土地なのかもしれない。
あなたにとってのその場所はどこでしょうか。もう、そこに居るのかもしれません・・・。
追記:
ワイルド・スピリット・ウルフ・サンクチュアリでの『和道』リトリートは、メディスンホイールに沿って春夏秋冬と時季ごとに行われていますが、旅行者が安易に通り過ぎていける所ではないため(特に大都会から参加する場合は、前後の心のケアが必要との理由で)、各回ごとに参加者を制限しています。
日本からは各回5名まで参加可能です。冬のリトリートも企画されていますので、興味のある方はご連絡ください
≪The End≫
シリーズ0~6.全部で 7 記事です!!5. 滞在延長。サンクチュアリの日常(5/0-6) [ニューメキシコ州リトリート2010]
ワイルド・スピリット・ウルフ・サンクチュアリでのリトリート4日目。当初の予定日数を変更し、1日延泊することになった。
たった数日滞在しただけなのに、私もこの場所を去ると考えるだけで heart breaking... 心が痛かった。しかし私たちだけが特別な想いを抱いているのではなさそうだ。この場所で出会った人たちも、かつてこの土地に訪れたことがきっかけで永住したのだと話していた。
最後の日。
サンクチュアリから車で1時間ほどの場所、かつてナバホ族が住んでいたといわれる岩地を通って、300エーカーの売り地を視察しに行った。
現地に着いて車を降りると、そこは天国のような光景・・・。光のベールがかけられたようで、艶の良い馬が何頭も近づいてきた。周囲に建物がまったくなく、ただ延々とエル・モロ国定公園のような壮大な景色が広がっていた。あまりの壮大さにその敷地すべてを目視することができなかった。
前々日にレイトン・クーガー氏から自然界のオーラを見る方法を教えてもらっていたので、その大地のオーラを見ようとしたが、努力する必要もなくエネルギーは大地から立ち昇っていた。
帰り道に、ナバホ・ネイションの中に位置するグロサリーストアで夕食の買い物をした。ここにいる人は、ナバホ族の血をひく民族ばかりのようだ。ネイティブ・アメリカンの顔つきがモンゴロイドに似ているとは言え、私のようなアジア人顔や、一緒に参加した肌の色が薄いトムなどは、明らかにここに属さないように見える。一方、デスーザ夫妻は完全にこの地になじんでいた。
翌朝、私以外の参加者がサンクチュアリを去った・・・そう、私はサンクチュアリを去ることができず、滞在をさらに延長した。数日前のサンクチュアリ内の撮影に関わっていたため、日本語ができる編集者が一人は必要だったということもあるが、一番の理由は単にここを去ることができなかっただけ。
みんなが出発した後、しばらく三頭の狼の前に座っていた。クーガー氏が言うように、彼らを見るのではなく、声を聴く・・・。人間の言葉のようにコミュニケーションはできなくても、近くにいるだけで癒される気がする。
午後からはクーガー氏と編集作業に入った。彼はこれまでもYouTubeに多くの動画を編集して掲載しているので、編集作業はなれたもの。その動画の一つはアニマル・プラネット(アメリカのテレビ番組)のディレクターの心を掴み、私の滞在中に出演がほぼ確定したとの連絡も入った。
遅い午後、仕事を終えて一人キャビンに戻った私は、不思議な光景を見た。上空に向かって雲が徐々に黒くなっているのに、下の方は晴天の青空。上空で雨が降っているのに、大地に雨は落ちてこない。
その雲が去ると同時に、夕空に美しい二重の虹がかかった。夕焼けが濃くなっても、虹は強い光を放っていた。
(ステイしたキャビンにかかる虹)
と、日が沈むとすぐに嵐になり、閃光と雷鳴が大地をかけぬけていった。美しさと荒々しさは共存する。
翌日は早朝から、アルバカーキから2時間の場所へディンゴのレスキューに向かった。政府の動物衛生課から、貧困地帯で生まれたディンゴをレスキューするようにと依頼があったのだ。
職員は「危害を加えない動物」と事前に報告していたが、7匹の赤ちゃんを保護した後、大人の4匹が不安で暴れてしまい、クーガー氏の右手甲に傷をつくった。ディンゴは不衛生な場所にいたため感染の可能性は大だったが、職員がディンゴに恐れおののいている中、彼は流血しながら2匹のディンゴの恐怖を取り除いてレスキューした。傷を負った手では残りの2匹を保護することができず、後日もう一度そこに戻ることになった。
それからすぐにアルバカーキの緊急病院に向かった。手の甲は徐々に腫れてきているが、緊急病院には生死をさまよう救急患者も訪れるので、クーガー氏は当然のごとく自分の順番を譲った。クーガー氏は数年前に両足を狼に噛まれるという大怪我をしており、何が緊急かをわかっている。結局2時間後に2つ目の病院で処置が行われたが、彼は涼しい顔をしていた。
すでに暗くなった夜にサンクチュアリに戻ってきた私たちを、スタッフ全員とクーガー氏の家族が迎えた。ディンゴには清潔な水と食餌が与えられ、その晩はそれぞれのスタッフが一匹ずつ赤ちゃんのディンゴを担当し、夜を過ごした。
滞在最終日もサンクチュアリの日常を過ごす。今日は、ウォルマートSupercenter(通常よりも大規模店)で賞味期限切れの「食品廃棄物」を引き取る。賞味期限が切れたとしても、狼や動物にとっては大切な食餌となる。サンクチュアリはNPOで、寄付金やウルフ見学ツアーで収入を得ているので、こういった民間によるサポートは本当に有り難いのだそうだ。
裏口からウォルマートに入ると、担当の職員が迎える。専用の大きな冷蔵庫には、賞味期限切れの食糧が入った巨大な樽が6つ置かれていた。ひとつの重さはおよそ40キロ。この週は樽6つを引き取る。これらはサンクチュアリのボランティアスタッフ6名がかりで開封され、栄養を調整してブレンドされ、巨大なパテとなり冷蔵庫に蓄積される。(サンクチュアリは動物たちに栄養ある食事を与えることをミッションの一つに掲げており、食事回数や量などもできるだけ野生に近い状態で提供される。)
クーガー氏に、「各州のサンクチュアリや動物園が、これらのスーパーで日々出される食品廃棄物を有効利用できないのか」と尋ねると、「各州にこのような巨大スーパーがいくつもあり、それでも食品廃棄物は処理しきれない。そして、人間の飽食は動物により解決するものじゃない。」と答えた。
日常には、同じ「今」がないことに気付く。毎日のルーティンワークがあるとしても、同じことは起こらない。
オフィスで過ごす一日。畑で作業する一日。家族と過ごす一日。いろんな一日の中に、こういう一日の過ごし方もある。単にそれだけのことで嬉しくなった。毎日はこういったことの連続。そして、サンクチュアリの毎日も、なんてエキサイティングなんだろう!
保護された野生動物たちと過ごすのは決して簡単なことではないけれど、それでもこの土地にやってくる人たちや、この場所をサポートする人たちの愛の深さに触れた最後の4日だった。
(思いがけず撮った写真。木の間にハートが・・・)
次がニューメキシコ最後のブログです
たった数日滞在しただけなのに、私もこの場所を去ると考えるだけで heart breaking... 心が痛かった。しかし私たちだけが特別な想いを抱いているのではなさそうだ。この場所で出会った人たちも、かつてこの土地に訪れたことがきっかけで永住したのだと話していた。
最後の日。
サンクチュアリから車で1時間ほどの場所、かつてナバホ族が住んでいたといわれる岩地を通って、300エーカーの売り地を視察しに行った。
現地に着いて車を降りると、そこは天国のような光景・・・。光のベールがかけられたようで、艶の良い馬が何頭も近づいてきた。周囲に建物がまったくなく、ただ延々とエル・モロ国定公園のような壮大な景色が広がっていた。あまりの壮大さにその敷地すべてを目視することができなかった。
前々日にレイトン・クーガー氏から自然界のオーラを見る方法を教えてもらっていたので、その大地のオーラを見ようとしたが、努力する必要もなくエネルギーは大地から立ち昇っていた。
帰り道に、ナバホ・ネイションの中に位置するグロサリーストアで夕食の買い物をした。ここにいる人は、ナバホ族の血をひく民族ばかりのようだ。ネイティブ・アメリカンの顔つきがモンゴロイドに似ているとは言え、私のようなアジア人顔や、一緒に参加した肌の色が薄いトムなどは、明らかにここに属さないように見える。一方、デスーザ夫妻は完全にこの地になじんでいた。
翌朝、私以外の参加者がサンクチュアリを去った・・・そう、私はサンクチュアリを去ることができず、滞在をさらに延長した。数日前のサンクチュアリ内の撮影に関わっていたため、日本語ができる編集者が一人は必要だったということもあるが、一番の理由は単にここを去ることができなかっただけ。
みんなが出発した後、しばらく三頭の狼の前に座っていた。クーガー氏が言うように、彼らを見るのではなく、声を聴く・・・。人間の言葉のようにコミュニケーションはできなくても、近くにいるだけで癒される気がする。
午後からはクーガー氏と編集作業に入った。彼はこれまでもYouTubeに多くの動画を編集して掲載しているので、編集作業はなれたもの。その動画の一つはアニマル・プラネット(アメリカのテレビ番組)のディレクターの心を掴み、私の滞在中に出演がほぼ確定したとの連絡も入った。
遅い午後、仕事を終えて一人キャビンに戻った私は、不思議な光景を見た。上空に向かって雲が徐々に黒くなっているのに、下の方は晴天の青空。上空で雨が降っているのに、大地に雨は落ちてこない。
その雲が去ると同時に、夕空に美しい二重の虹がかかった。夕焼けが濃くなっても、虹は強い光を放っていた。
(ステイしたキャビンにかかる虹)
と、日が沈むとすぐに嵐になり、閃光と雷鳴が大地をかけぬけていった。美しさと荒々しさは共存する。
翌日は早朝から、アルバカーキから2時間の場所へディンゴのレスキューに向かった。政府の動物衛生課から、貧困地帯で生まれたディンゴをレスキューするようにと依頼があったのだ。
職員は「危害を加えない動物」と事前に報告していたが、7匹の赤ちゃんを保護した後、大人の4匹が不安で暴れてしまい、クーガー氏の右手甲に傷をつくった。ディンゴは不衛生な場所にいたため感染の可能性は大だったが、職員がディンゴに恐れおののいている中、彼は流血しながら2匹のディンゴの恐怖を取り除いてレスキューした。傷を負った手では残りの2匹を保護することができず、後日もう一度そこに戻ることになった。
それからすぐにアルバカーキの緊急病院に向かった。手の甲は徐々に腫れてきているが、緊急病院には生死をさまよう救急患者も訪れるので、クーガー氏は当然のごとく自分の順番を譲った。クーガー氏は数年前に両足を狼に噛まれるという大怪我をしており、何が緊急かをわかっている。結局2時間後に2つ目の病院で処置が行われたが、彼は涼しい顔をしていた。
すでに暗くなった夜にサンクチュアリに戻ってきた私たちを、スタッフ全員とクーガー氏の家族が迎えた。ディンゴには清潔な水と食餌が与えられ、その晩はそれぞれのスタッフが一匹ずつ赤ちゃんのディンゴを担当し、夜を過ごした。
滞在最終日もサンクチュアリの日常を過ごす。今日は、ウォルマートSupercenter(通常よりも大規模店)で賞味期限切れの「食品廃棄物」を引き取る。賞味期限が切れたとしても、狼や動物にとっては大切な食餌となる。サンクチュアリはNPOで、寄付金やウルフ見学ツアーで収入を得ているので、こういった民間によるサポートは本当に有り難いのだそうだ。
裏口からウォルマートに入ると、担当の職員が迎える。専用の大きな冷蔵庫には、賞味期限切れの食糧が入った巨大な樽が6つ置かれていた。ひとつの重さはおよそ40キロ。この週は樽6つを引き取る。これらはサンクチュアリのボランティアスタッフ6名がかりで開封され、栄養を調整してブレンドされ、巨大なパテとなり冷蔵庫に蓄積される。(サンクチュアリは動物たちに栄養ある食事を与えることをミッションの一つに掲げており、食事回数や量などもできるだけ野生に近い状態で提供される。)
クーガー氏に、「各州のサンクチュアリや動物園が、これらのスーパーで日々出される食品廃棄物を有効利用できないのか」と尋ねると、「各州にこのような巨大スーパーがいくつもあり、それでも食品廃棄物は処理しきれない。そして、人間の飽食は動物により解決するものじゃない。」と答えた。
日常には、同じ「今」がないことに気付く。毎日のルーティンワークがあるとしても、同じことは起こらない。
オフィスで過ごす一日。畑で作業する一日。家族と過ごす一日。いろんな一日の中に、こういう一日の過ごし方もある。単にそれだけのことで嬉しくなった。毎日はこういったことの連続。そして、サンクチュアリの毎日も、なんてエキサイティングなんだろう!
保護された野生動物たちと過ごすのは決して簡単なことではないけれど、それでもこの土地にやってくる人たちや、この場所をサポートする人たちの愛の深さに触れた最後の4日だった。
(思いがけず撮った写真。木の間にハートが・・・)
次がニューメキシコ最後のブログです
4.自分のトーテムを知る(4/0-6) [ニューメキシコ州リトリート2010]
自分を護る自然界のトーテム(パワーアニマルとも呼ばれる)は、動物だけではなく鳥や昆虫や植物なども含まれる。
トーテムの概念は、ネイティブ・アメリカンだけでなく、ケルトやアボリジニなど、その土地に古くからすむ民族の間にも共通して存在する。育った環境や経験からヒントを得て、自分のトーテムを知ることもできるが、占星術からトーテムを得ることもできる。また、人が持つトーテムは、複数存在することが多いそうだ。
ニューメキシコ州のウルフ・サンクチュアリの統括者、レイトン・クーガー氏のトーテムはウルフ。そしてマウンテン・ライオン(プーマ)やドラゴン・・・。メディスンホイール(2.参照)に従って、各方向に存在するトーテムが何かを、彼はすべて把握している。人生のあるタイミングや時季に、彼はトーテムに答えを導くように願う。もしくは、自然界が彼に必要な答えを運んで来てくれるそうだ。メディスンホイールを自分なりのものにしていくとは、こういうことも含まれる。
さて、今回、自分のトーテムがドラゴンとワタリガラスであることが判明した。
京都の町を干支の方角と重ねて位置づけ、各地に干支のお寺が位置するのをご存知でしょうか。私が生まれ育ったお寺は龍の方角に位置し、本堂天井には壮大な龍が飛び、寺内には龍の置物が置かれている。干支の配置が偶然であったとしても、龍年に生まれた私はいつも龍と遊んできた。自分と龍を重ねて捉えるようになるのは簡単な事だった。このことをクーガー氏と話していたとき、私のトーテムにもドラゴンがいることに気づいた。
ちなみにドラゴンは天を司るトーテム。ネイティブ・アメリカンのトーテムアニマル観では、すべてのトーテムの外側をぐるりと囲むのがドラゴンなのだそうだ。ドラゴンの特性としては、知性により物事を判断し、無為な争いやエゴによる判断を好まない。
また、今回はじめてワタリガラスと出会った。星座から判断すると、ワタリガラス=レイヴンも私のトーテムになる。(本やサイトで、いろいろと情報は得れるようです。)
今回、少し調べてみたところ、世界各地の創造神話で「カラス」は創造神話と深くかかわっている。
特にワタリガラスは、新生や再生の担い手として、また「太陽の使者」としてとらえられている。アイヌ民族やギリシャ神話では、大地創造の際に、太陽に照らされたゆえに黒く焼けたという神話が残っているという。
アラスカを基点として活動していた写真家で、ガイアシンフォニー第三話にも登場した故星野道夫さんも創造神話を追跡して、アメリカ大陸のインディアン社会、ユーラシア大陸、そして日本列島のモンゴロイド社会のつながりを明らかにしようとしていた。
彼の研究によると、1万年以上も前にモンゴロイドの一群が、一方はユーラシア大陸を東北に進んで氷結していたベーリンジア平原(現在のベーリング海峡)を渡ってアラスカに入り、もう一方は南下して日本列島に渡っていったという。
大陸の繋がりは、あらゆる区別を越えた人間のつながりを証明するのではないだろうか。
トーテムを知ることは、すべての命あるものの根源を知ることに繋がるのかもしれない
トーテムの概念は、ネイティブ・アメリカンだけでなく、ケルトやアボリジニなど、その土地に古くからすむ民族の間にも共通して存在する。育った環境や経験からヒントを得て、自分のトーテムを知ることもできるが、占星術からトーテムを得ることもできる。また、人が持つトーテムは、複数存在することが多いそうだ。
ニューメキシコ州のウルフ・サンクチュアリの統括者、レイトン・クーガー氏のトーテムはウルフ。そしてマウンテン・ライオン(プーマ)やドラゴン・・・。メディスンホイール(2.参照)に従って、各方向に存在するトーテムが何かを、彼はすべて把握している。人生のあるタイミングや時季に、彼はトーテムに答えを導くように願う。もしくは、自然界が彼に必要な答えを運んで来てくれるそうだ。メディスンホイールを自分なりのものにしていくとは、こういうことも含まれる。
さて、今回、自分のトーテムがドラゴンとワタリガラスであることが判明した。
京都の町を干支の方角と重ねて位置づけ、各地に干支のお寺が位置するのをご存知でしょうか。私が生まれ育ったお寺は龍の方角に位置し、本堂天井には壮大な龍が飛び、寺内には龍の置物が置かれている。干支の配置が偶然であったとしても、龍年に生まれた私はいつも龍と遊んできた。自分と龍を重ねて捉えるようになるのは簡単な事だった。このことをクーガー氏と話していたとき、私のトーテムにもドラゴンがいることに気づいた。
ちなみにドラゴンは天を司るトーテム。ネイティブ・アメリカンのトーテムアニマル観では、すべてのトーテムの外側をぐるりと囲むのがドラゴンなのだそうだ。ドラゴンの特性としては、知性により物事を判断し、無為な争いやエゴによる判断を好まない。
また、今回はじめてワタリガラスと出会った。星座から判断すると、ワタリガラス=レイヴンも私のトーテムになる。(本やサイトで、いろいろと情報は得れるようです。)
今回、少し調べてみたところ、世界各地の創造神話で「カラス」は創造神話と深くかかわっている。
特にワタリガラスは、新生や再生の担い手として、また「太陽の使者」としてとらえられている。アイヌ民族やギリシャ神話では、大地創造の際に、太陽に照らされたゆえに黒く焼けたという神話が残っているという。
アラスカを基点として活動していた写真家で、ガイアシンフォニー第三話にも登場した故星野道夫さんも創造神話を追跡して、アメリカ大陸のインディアン社会、ユーラシア大陸、そして日本列島のモンゴロイド社会のつながりを明らかにしようとしていた。
彼の研究によると、1万年以上も前にモンゴロイドの一群が、一方はユーラシア大陸を東北に進んで氷結していたベーリンジア平原(現在のベーリング海峡)を渡ってアラスカに入り、もう一方は南下して日本列島に渡っていったという。
大陸の繋がりは、あらゆる区別を越えた人間のつながりを証明するのではないだろうか。
トーテムを知ることは、すべての命あるものの根源を知ることに繋がるのかもしれない
3.パワースポット、ニューメキシコは「魅惑の州」(3/0-6) [ニューメキシコ州リトリート2010]
ニューメキシコは「魅惑の州」と呼ばれ、州全土が強烈な磁場となっており、ここに滞在する者には、その人に合ったシフトや気づきが待っていると言われます。
すなわち、自己変革の準備が整っている人には新たな気づきと成長がもたらされ、そうでない場合には、思考に混乱をきたしたり、その人を狂わせるほどの強烈なエネルギーを通してしまうこともあるらしいのです。歪んだ木や奇形の岩などは、そのエネルギーが生物にもたらす威力を表しています。
今回ワークショップが行われたワイルド・スピリット・ウルフ・サンクチュアリは、アルバカーキ空港から車で3時間の場所に位置します。空港を降りた瞬間からニューメキシコの広大な乾燥地帯が広がっており、途中、エルモロ国定公園や、火山から形成された溶岩地帯を抜ける間も、神秘で魅惑な土地のエネルギーを身体全体で感じることができます。
アルバカーキ空港からウルフ・サンクチュアリに向けて徐々に標高が高くなるため、乾いた砂っぽい大地から、黄、赤、藤色の花が咲く瑞々しい景色へと変わっていきます。
リトリートが行われたこのサンクチュアリは、ズニ族やナバホ族などのネイティブ・アメリカンの居住地に四方を囲まれており、ニューメキシコの中でも特に地球のエネルギーがプールしている場所だと言えます。サンクチュアリの周りには、パワーストーンで形成された洞窟や鍾乳洞があり、この土地に馴染みのある人でさえ、帰り道を見失うこともあるそうです。
私たちの車がサンクチュアリに着くと、聖地に守られた60頭近い狼たちの遠吠えで迎えられました。原色の青空にはレイヴンとレッドホークが優雅に舞い、色とりどりの美しい花々が咲き誇り、小鳥たちがさえずんでいます。木々や雲の種類までもが豊富で、まるで予期せぬ天国を見たような気分・・・。その光景は、自然に最も近い状態で、狼と人とが共存している、まさに聖地という感じ。
すがすがしい気持ちで車を降りた瞬間、いきなり強烈なデジャブが・・・。
強烈なエネルギーは、ニューメキシコに到着したと同時に、私を虜にしていました。そして私が現実に戻ることができたのは、この日から10日後。サンクチュアリからオハイオ州に戻って、3日後のことでした・・・。
==================================
「パワースポット」、すなわち磁場の強い場所へ行く際は、神聖な気持ちで、自己を強く持って訪れることが大切です。安易な気持ちでいると、地に足がつかない状態を助長してしまうこともあります。
今回はヒーラーであるポール・デスーザ氏が同行したリトリートでしたが、彼が私を現実に引き戻してくれなければ、パワースポットの魅惑的なエネルギーに魅了されたまま、地に足つかずにいたままでした。
ニューメキシコ滞在後、すでに出張でオハイオ州を不在にしていた彼から、電話で「ウェイクアップコール」をもらうまで、私はそのパワーをまるで現実のように感じ、浮き足立った気持ちでいました。その電話の後はしばらく呆然とし、それから激しく浄化が起こった後は、、すべてがクリアになり自分自身をすっかりと取り戻しました。
アングラウンディングな状態を経たことは、とても価値のある体験でした。現実というのは、今この瞬間に存在する自己と、その自己がつくりあげる世界のことです。過去や明日を生きるのでも、浮き足立って地に足着かない状態で生きるこでもありません。そのことを体感しました。
地球という生命体の持つエネルギーを感じ、しかしそちらの方向へ引き込まれるだけでなく、大地のエネルギーを得てさらに現実社会にがっしりと足を据えて生きて行く事が大切です。わたしとは誰なのか、この魂の今生の使命、この世をつなげる強い愛。こういったことを、この地球を含む自然や宇宙が教えてくれることでしょう。
すなわち、自己変革の準備が整っている人には新たな気づきと成長がもたらされ、そうでない場合には、思考に混乱をきたしたり、その人を狂わせるほどの強烈なエネルギーを通してしまうこともあるらしいのです。歪んだ木や奇形の岩などは、そのエネルギーが生物にもたらす威力を表しています。
今回ワークショップが行われたワイルド・スピリット・ウルフ・サンクチュアリは、アルバカーキ空港から車で3時間の場所に位置します。空港を降りた瞬間からニューメキシコの広大な乾燥地帯が広がっており、途中、エルモロ国定公園や、火山から形成された溶岩地帯を抜ける間も、神秘で魅惑な土地のエネルギーを身体全体で感じることができます。
アルバカーキ空港からウルフ・サンクチュアリに向けて徐々に標高が高くなるため、乾いた砂っぽい大地から、黄、赤、藤色の花が咲く瑞々しい景色へと変わっていきます。
リトリートが行われたこのサンクチュアリは、ズニ族やナバホ族などのネイティブ・アメリカンの居住地に四方を囲まれており、ニューメキシコの中でも特に地球のエネルギーがプールしている場所だと言えます。サンクチュアリの周りには、パワーストーンで形成された洞窟や鍾乳洞があり、この土地に馴染みのある人でさえ、帰り道を見失うこともあるそうです。
私たちの車がサンクチュアリに着くと、聖地に守られた60頭近い狼たちの遠吠えで迎えられました。原色の青空にはレイヴンとレッドホークが優雅に舞い、色とりどりの美しい花々が咲き誇り、小鳥たちがさえずんでいます。木々や雲の種類までもが豊富で、まるで予期せぬ天国を見たような気分・・・。その光景は、自然に最も近い状態で、狼と人とが共存している、まさに聖地という感じ。
すがすがしい気持ちで車を降りた瞬間、いきなり強烈なデジャブが・・・。
強烈なエネルギーは、ニューメキシコに到着したと同時に、私を虜にしていました。そして私が現実に戻ることができたのは、この日から10日後。サンクチュアリからオハイオ州に戻って、3日後のことでした・・・。
==================================
「パワースポット」、すなわち磁場の強い場所へ行く際は、神聖な気持ちで、自己を強く持って訪れることが大切です。安易な気持ちでいると、地に足がつかない状態を助長してしまうこともあります。
今回はヒーラーであるポール・デスーザ氏が同行したリトリートでしたが、彼が私を現実に引き戻してくれなければ、パワースポットの魅惑的なエネルギーに魅了されたまま、地に足つかずにいたままでした。
ニューメキシコ滞在後、すでに出張でオハイオ州を不在にしていた彼から、電話で「ウェイクアップコール」をもらうまで、私はそのパワーをまるで現実のように感じ、浮き足立った気持ちでいました。その電話の後はしばらく呆然とし、それから激しく浄化が起こった後は、、すべてがクリアになり自分自身をすっかりと取り戻しました。
アングラウンディングな状態を経たことは、とても価値のある体験でした。現実というのは、今この瞬間に存在する自己と、その自己がつくりあげる世界のことです。過去や明日を生きるのでも、浮き足立って地に足着かない状態で生きるこでもありません。そのことを体感しました。
地球という生命体の持つエネルギーを感じ、しかしそちらの方向へ引き込まれるだけでなく、大地のエネルギーを得てさらに現実社会にがっしりと足を据えて生きて行く事が大切です。わたしとは誰なのか、この魂の今生の使命、この世をつなげる強い愛。こういったことを、この地球を含む自然や宇宙が教えてくれることでしょう。
【参考動画】ワイルド・スピリット・ウルフ・サンクチュアリについて [ニューメキシコ州リトリート2010]
以下は、クーガー氏本人が狼の生態について語った動画です。
彼の「四本足の友人」、狼たちの遠吠えとともに、ワイルド・スピリット・ウルフ・サンクチュアリについて紹介しています。
【主要ポイントの和訳】
私はレイトン・クーガー。
ニューメキシコ州の標高約2300mの山間の大地、キャンディキッチンに位置するNPO組織『ワイルド・スピリット・ウルフ・サンクチュアリ』のディレクターをしています。
私たちの活動は、狼がペットとして適さない動物であるにも関わらず、捕獲しペット化しようとする人々から救い、永久的なサンクチュアリ(聖域)を与えて守ることであり、またこのサンクチュアリを通して、人々に野生の狼について学んで頂くことです。
様々なエキゾチックな野生動物がペットとして売買される中で、狼は犬のように飼えるとの理由から最も人気のある動物の一種です。しかし実際、狼は従順な犬のように飼うことは不可能であり、狼自身もまたペットとなることを望んではいません。
こうして飼い主の手に負えなくなった狼たちは、虐待されたり、一生鎖で繋がれたりしています。また一度ペット化した狼が飼い主によって野放しにされた場合、狼は餌をくれる人間を求めて民家に現れ、驚いた住民に銃殺されたりしているのが現状です。
私たちは狼達の年齢や性格、行動を観察し、個々に適した仲間や家族を与え、広大な敷地の中で過ごせるようにしています。また人々への教育にも尽力し、アメリカ全土の学校や図書館、その他の組織などに狼とともに訪れ、狼について学んでいただいています。特に次世代を受け継ぐ子ども達への教育は重要だと思っています。
その他にも狼から学べること、それは彼らの世界には、離婚も伴侶や子どもへの虐待も存在しないうことです。私たちは本来この地球を守るために存在しています。その重要な真意を伝えて行くために、今後も活動して行きたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
志野デスーザ氏のマイスピ!記事がオリジナル。
ウルフ・サンクチュアリでのリトリートの記事(写真つき)はこちらから。
『アメリカで話題のパワースポット「ウルフ・サンクチュアリ」は
エネルギーに満ちた狼たちの聖地』
http://www.myspiritual.jp/2010/09/100909wolf.html
彼の「四本足の友人」、狼たちの遠吠えとともに、ワイルド・スピリット・ウルフ・サンクチュアリについて紹介しています。
【主要ポイントの和訳】
私はレイトン・クーガー。
ニューメキシコ州の標高約2300mの山間の大地、キャンディキッチンに位置するNPO組織『ワイルド・スピリット・ウルフ・サンクチュアリ』のディレクターをしています。
私たちの活動は、狼がペットとして適さない動物であるにも関わらず、捕獲しペット化しようとする人々から救い、永久的なサンクチュアリ(聖域)を与えて守ることであり、またこのサンクチュアリを通して、人々に野生の狼について学んで頂くことです。
様々なエキゾチックな野生動物がペットとして売買される中で、狼は犬のように飼えるとの理由から最も人気のある動物の一種です。しかし実際、狼は従順な犬のように飼うことは不可能であり、狼自身もまたペットとなることを望んではいません。
こうして飼い主の手に負えなくなった狼たちは、虐待されたり、一生鎖で繋がれたりしています。また一度ペット化した狼が飼い主によって野放しにされた場合、狼は餌をくれる人間を求めて民家に現れ、驚いた住民に銃殺されたりしているのが現状です。
私たちは狼達の年齢や性格、行動を観察し、個々に適した仲間や家族を与え、広大な敷地の中で過ごせるようにしています。また人々への教育にも尽力し、アメリカ全土の学校や図書館、その他の組織などに狼とともに訪れ、狼について学んでいただいています。特に次世代を受け継ぐ子ども達への教育は重要だと思っています。
その他にも狼から学べること、それは彼らの世界には、離婚も伴侶や子どもへの虐待も存在しないうことです。私たちは本来この地球を守るために存在しています。その重要な真意を伝えて行くために、今後も活動して行きたいと思います。
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志野デスーザ氏のマイスピ!記事がオリジナル。
ウルフ・サンクチュアリでのリトリートの記事(写真つき)はこちらから。
『アメリカで話題のパワースポット「ウルフ・サンクチュアリ」は
エネルギーに満ちた狼たちの聖地』
http://www.myspiritual.jp/2010/09/100909wolf.html
2. メディスンマンとメディスンホイール(2/0-6) [ニューメキシコ州リトリート2010]
ネイティブ・アメリカンの間になくてはならない存在の「メディスンマン」。この言葉の語源は、ロシア語の「地底に潜り戻って来る者」。
ここでいう「地底」とは、もちろん地質的な意味だけでの地底ではなく、自然や人が存在するこの世界の意識の奥に潜り、戻ってくる人という意味。
潜在意識の中にいつも存在している者でもなく、地下に戻っているつもり、というものでもない。
太古の昔から伝えられている英知が存在する場所へ行き、その英知をわかりやすく噛み砕いて、人々に必要な助言や導きを与えたのがメディスンマンといえる。
そのメディスンマンであるレイトン・クーガー氏は、リトリートで行われるワークショップで、メディスンホイールについて語った。
(ドリームキャッチャーの形を頭に思い浮かべることができれば、メディスンホイールの形状は、それと同様のものだととらえて良いと思います。これは神秘な世界へと旅に出る魂の安全を祈るお守りで、すべての夢を網で取り込み、悪夢は捨て、真の夢を人に届けるものだと言われています。)
メディスンホイールは、円の中心を地球にして、そこから大きな輪が外側にあり、北・東・南・西の四方向に、自然の要素、色、季節などのコンセプトが配置されています。これは人生の輪、英知の輪とも呼べるようなもので、物事の考え方、人生そのもの、ビジネス、人間関係、家族関係など、人が生きている様々なステージに適応することができます。各方向、方角には、季節が意味する概念が含まれています。
例えば、北。
北は、輪の上部に位置する。
色は白。
季節は冬。
*大地の要素でいう、土=地球。
固いもの、強い考え方、決意、冬眠、内省のとき。
東の方向は春。
一日の流れを考えると、朝日が昇るとき。
色は黄色。
大地の要素は風=空気。
何かに光が注がれ、最初の呼吸が始まり、光り輝く時。
このように、夏、秋が続き、一度死を迎え、内省の時期を経たのち、再生して春を迎える。
また、それぞれの位置に、それぞれのトーテムが存在します。(4.のブログ参照)トーテムとは、自分を護り導いてくれる自然界に属する生物のこと。星座に沿ってトーテムは決まっている場合もありますが、トーテムが自然界から知らされる事もあり、また生きる場所やステージによってもトーテムは変わってくるようです。自分のトーテムは既に自分の中に存在していますが、クーガー氏は自分のトーテムを見つけるヒントを与えてくれます。
メディスンホイールの基本的なコンセプトは変わらないが、それぞれの特性を心と身体と魂に取り込むことができれば、自分だけのメディスンホイールを創り、それを自分に適応させていくことができるということです。
メディスンホイールが教えてくれること。
それは、生き物にはそれぞれの時期に、自然と調和した流れが存在しているということ。
そして、人間はこの神聖な大地に存在する一部なのだということ。
人間だけがそれを無視して生きていくことはできるし、生きている場合もあります...。
だけど、それでいいのでしょうか?
私たちも自然界の一部であり、動植物や見えない存在と共にこの惑星に生きていることをしっかりと気づきたいと思います。
*大地の要素
4要素の内容は、火・水・風・土。
自然の中に存在するこれらの要素は、人の身体の中にも存在しているといえる。
ここでいう「地底」とは、もちろん地質的な意味だけでの地底ではなく、自然や人が存在するこの世界の意識の奥に潜り、戻ってくる人という意味。
潜在意識の中にいつも存在している者でもなく、地下に戻っているつもり、というものでもない。
太古の昔から伝えられている英知が存在する場所へ行き、その英知をわかりやすく噛み砕いて、人々に必要な助言や導きを与えたのがメディスンマンといえる。
そのメディスンマンであるレイトン・クーガー氏は、リトリートで行われるワークショップで、メディスンホイールについて語った。
(ドリームキャッチャーの形を頭に思い浮かべることができれば、メディスンホイールの形状は、それと同様のものだととらえて良いと思います。これは神秘な世界へと旅に出る魂の安全を祈るお守りで、すべての夢を網で取り込み、悪夢は捨て、真の夢を人に届けるものだと言われています。)
メディスンホイールは、円の中心を地球にして、そこから大きな輪が外側にあり、北・東・南・西の四方向に、自然の要素、色、季節などのコンセプトが配置されています。これは人生の輪、英知の輪とも呼べるようなもので、物事の考え方、人生そのもの、ビジネス、人間関係、家族関係など、人が生きている様々なステージに適応することができます。各方向、方角には、季節が意味する概念が含まれています。
例えば、北。
北は、輪の上部に位置する。
色は白。
季節は冬。
*大地の要素でいう、土=地球。
固いもの、強い考え方、決意、冬眠、内省のとき。
東の方向は春。
一日の流れを考えると、朝日が昇るとき。
色は黄色。
大地の要素は風=空気。
何かに光が注がれ、最初の呼吸が始まり、光り輝く時。
このように、夏、秋が続き、一度死を迎え、内省の時期を経たのち、再生して春を迎える。
また、それぞれの位置に、それぞれのトーテムが存在します。(4.のブログ参照)トーテムとは、自分を護り導いてくれる自然界に属する生物のこと。星座に沿ってトーテムは決まっている場合もありますが、トーテムが自然界から知らされる事もあり、また生きる場所やステージによってもトーテムは変わってくるようです。自分のトーテムは既に自分の中に存在していますが、クーガー氏は自分のトーテムを見つけるヒントを与えてくれます。
メディスンホイールの基本的なコンセプトは変わらないが、それぞれの特性を心と身体と魂に取り込むことができれば、自分だけのメディスンホイールを創り、それを自分に適応させていくことができるということです。
メディスンホイールが教えてくれること。
それは、生き物にはそれぞれの時期に、自然と調和した流れが存在しているということ。
そして、人間はこの神聖な大地に存在する一部なのだということ。
人間だけがそれを無視して生きていくことはできるし、生きている場合もあります...。
だけど、それでいいのでしょうか?
私たちも自然界の一部であり、動植物や見えない存在と共にこの惑星に生きていることをしっかりと気づきたいと思います。
*大地の要素
4要素の内容は、火・水・風・土。
自然の中に存在するこれらの要素は、人の身体の中にも存在しているといえる。
1. ニューメキシコ州のウルフ・サンクチュアリでのリトリート(1/0-6)【概要】 [ニューメキシコ州リトリート2010]
姉妹ブログでもお伝えしましたが、ポール・デスーザ氏主催のリトリートに参加してきました。場所は、ニューメキシコ州にある、ワイルド・スピリット・ウルフ・サンクチュアリ。
ここは、アルバカーキ空港から西へ3時間ほど行ったキャンディ・キッチンという地区にあり、ネイティブ・インディアンの居留区に囲まれた聖地でもあります。
私たちは、この敷地内にあるゲスト用のログハウスに宿泊しました。周辺には自然以外の何もなく、朝日が昇り夕日が沈む瞬間を眺め、静寂の中で祈ることができます。夜には満点の星空、ミルキーウェイがまぶしいほどに輝いていました。
このサンクチュアリ(聖域)の統括者は、レイトン・クーガー氏。ネイティブ・アメリカンの血を引き継ぐメディスンマン(2.のブログ参照)でもあり、アメリカではウルフ・ダディとしてメディアにも取り上げられています。
このサンクチュアリ内で行われるリトリートには、メディスンホイールについてのワークショップ、スウェット・ロッジ、夜に行われる火の儀式、狼の暮らすケイジに入り狼とふれあうなど、様々なイベントが企画されています。
スウェットロッジは、ネイティブアメリカンの間で古くから伝わるヴィジョンを得る方法ですが、人と自然に同調して行われるため、それぞれの体調や身体の変化により行うかどうかは決まります。スウェットロッジ内では、女性の生体が女性だけでなく男性も大きく影響するため、体調について必ず確認する事になっています。
狼の暮らすケイジに入る際は、クーガー氏から事前に注意事項が告げられます。これは、狼たちが怖がらないように、また狼も人間も、誰も傷を残すようなことがないようにするためです。狼と対面する時に一番重要なのは、「見るのではなく聴くこと」とクーガー氏は言います。好奇心で狼を見るのではなく、彼らが話そうとしていることを聴くことが大切。これは、狼に限った事ではなく、ほかの動物や人に対しても同じことです。
インテンシブなイベントの間にもフリータイムがあり、パワースポットで有名なアリゾナのセドナ、サンタフェやラスベガスなどへ訪れるデイトリップなどの企画も多数あります。
また、下記の動画で背後に見えているのが、滞在先のキャビンです。キャビンには、ベッドルームが3つ、シャワールーム(バスタブ)が一つ、キッチンとリビングが着いています。私が宿泊したのは、二階にあるロフト。しかも、このキャビンはクーガー氏が自ら設計・建築したものです。
上記の動画では、彼はウルフ・ダディという側面よりは、メディスンマンとして、ネイティブ・アメリカンに古くから伝わるメディスンホイールについて語っています。(次の2.のブログ参照)
サンクチュアリとクーガー氏の活動ついて、かわいい狼たちの笑顔はHPから閲覧できます。
http://www.wildspiritwolfsanctuary.org/
また、狼の写真は、facebook と mixi で公開していますので、Hiroko Fujii で検索してください
ここは、アルバカーキ空港から西へ3時間ほど行ったキャンディ・キッチンという地区にあり、ネイティブ・インディアンの居留区に囲まれた聖地でもあります。
私たちは、この敷地内にあるゲスト用のログハウスに宿泊しました。周辺には自然以外の何もなく、朝日が昇り夕日が沈む瞬間を眺め、静寂の中で祈ることができます。夜には満点の星空、ミルキーウェイがまぶしいほどに輝いていました。
このサンクチュアリ(聖域)の統括者は、レイトン・クーガー氏。ネイティブ・アメリカンの血を引き継ぐメディスンマン(2.のブログ参照)でもあり、アメリカではウルフ・ダディとしてメディアにも取り上げられています。
このサンクチュアリ内で行われるリトリートには、メディスンホイールについてのワークショップ、スウェット・ロッジ、夜に行われる火の儀式、狼の暮らすケイジに入り狼とふれあうなど、様々なイベントが企画されています。
スウェットロッジは、ネイティブアメリカンの間で古くから伝わるヴィジョンを得る方法ですが、人と自然に同調して行われるため、それぞれの体調や身体の変化により行うかどうかは決まります。スウェットロッジ内では、女性の生体が女性だけでなく男性も大きく影響するため、体調について必ず確認する事になっています。
狼の暮らすケイジに入る際は、クーガー氏から事前に注意事項が告げられます。これは、狼たちが怖がらないように、また狼も人間も、誰も傷を残すようなことがないようにするためです。狼と対面する時に一番重要なのは、「見るのではなく聴くこと」とクーガー氏は言います。好奇心で狼を見るのではなく、彼らが話そうとしていることを聴くことが大切。これは、狼に限った事ではなく、ほかの動物や人に対しても同じことです。
インテンシブなイベントの間にもフリータイムがあり、パワースポットで有名なアリゾナのセドナ、サンタフェやラスベガスなどへ訪れるデイトリップなどの企画も多数あります。
また、下記の動画で背後に見えているのが、滞在先のキャビンです。キャビンには、ベッドルームが3つ、シャワールーム(バスタブ)が一つ、キッチンとリビングが着いています。私が宿泊したのは、二階にあるロフト。しかも、このキャビンはクーガー氏が自ら設計・建築したものです。
上記の動画では、彼はウルフ・ダディという側面よりは、メディスンマンとして、ネイティブ・アメリカンに古くから伝わるメディスンホイールについて語っています。(次の2.のブログ参照)
サンクチュアリとクーガー氏の活動ついて、かわいい狼たちの笑顔はHPから閲覧できます。
http://www.wildspiritwolfsanctuary.org/
また、狼の写真は、facebook と mixi で公開していますので、Hiroko Fujii で検索してください
0. 人は変われます、私は変わりました(0/0-6)【リトリート序章】 [ニューメキシコ州リトリート2010]
「人って、そんなに変われるんだろうか?」
と、以前考えていたということは、「人は簡単に変われない。」と、決めてかかっていたんだと思う。
変われます。
ドン底の時は、「あぁ私の人生は終わりに近づいている」と本気で落ち込む。逃げればもっと辛い状況に自分を追い込み、その底辺もどんどん下がっていくような気がする。でもそれはドン底じゃない!
向き合えば、それは人生のまたとない飛躍となる可能性があるのです。(まさか、と言うかもしれない、この「まさか」が私に起こった。ただ、心の奥底から信じただけ・・・何を?どうやって?それは、ブログに書いてある通りです。)
まずもって、神様や仏様や創造主は、私が考え得るような範囲で、いたずらに生をコントロールしたりしない。結局は、エゴ=頭が勝手に人生の幕を下ろそうとしているだけ。
落ち着いて、もう一度自分の場所を見てみよう。
今どこにいる?
今からどこに行く、これからどこに向かう??
もっとドン底へ? 雲の上へ?
決めるのはあなたの心。
そして心は、既に行く方向を知ってるのかもしれない。
人それぞれ違う目的を持って生きているから、何が、いつ、誰と何と、どう影響するのかは異なる。
同じ人はいない。だけど、基本的なことは同じ。自分の心の声をしっかり聴いて、自分自身をまっすぐ歩いて行かなければいけない。
では、私はニューメキシコ自然保護区で開催されるリトリートに行ってきます。
さらなる飛躍を、楽しみに待っててください
リトリートについてはこちら。
(ポール・デスーザ氏のブログを翻訳したものです)
http://pauldsouza.blog.so-net.ne.jp/2010-07-31
と、以前考えていたということは、「人は簡単に変われない。」と、決めてかかっていたんだと思う。
変われます。
ドン底の時は、「あぁ私の人生は終わりに近づいている」と本気で落ち込む。逃げればもっと辛い状況に自分を追い込み、その底辺もどんどん下がっていくような気がする。でもそれはドン底じゃない!
向き合えば、それは人生のまたとない飛躍となる可能性があるのです。(まさか、と言うかもしれない、この「まさか」が私に起こった。ただ、心の奥底から信じただけ・・・何を?どうやって?それは、ブログに書いてある通りです。)
まずもって、神様や仏様や創造主は、私が考え得るような範囲で、いたずらに生をコントロールしたりしない。結局は、エゴ=頭が勝手に人生の幕を下ろそうとしているだけ。
落ち着いて、もう一度自分の場所を見てみよう。
今どこにいる?
今からどこに行く、これからどこに向かう??
もっとドン底へ? 雲の上へ?
決めるのはあなたの心。
そして心は、既に行く方向を知ってるのかもしれない。
人それぞれ違う目的を持って生きているから、何が、いつ、誰と何と、どう影響するのかは異なる。
同じ人はいない。だけど、基本的なことは同じ。自分の心の声をしっかり聴いて、自分自身をまっすぐ歩いて行かなければいけない。
では、私はニューメキシコ自然保護区で開催されるリトリートに行ってきます。
さらなる飛躍を、楽しみに待っててください
リトリートについてはこちら。
(ポール・デスーザ氏のブログを翻訳したものです)
http://pauldsouza.blog.so-net.ne.jp/2010-07-31