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モト彼との付き合い方 [和道 Wha-Dho 哲学]

モト彼から、たまに電話がかかってくる。
「掛かってくるな~」と思うと掛かってくる、って私が掛けさせてるのか??

彼の妹弟とは個人的に気が合うし、両親も日本へ来たこともあるので、
(以前はJapan と China の違いもわからなかっというのに!)
カップル関係が切れたからといって、家族とも金輪際おさらばということはない。
単に、彼とはもう別れた。彼とフラットな状態で話せる。
というよりも、今、彼の苦悩がちょっとだけわかる。

彼は、人生を変えたいと思っている。
表向き(社会的、経済的等々)には満足しているけれど、肝心の人間的な部分に満足していない。
自分は、競争社会の奴隷かロボットのようであると言う。
満足していないことに気づいているのに、動くきっかけも勇気もない。
今いる都合のいい便利な所から出ていくことは、「負け」た気がすると。
ただ、変化しようとしている人の近くにいたい。そしてそれを他人事として喜んでいたい。
あぁ、私もそうだった

私は彼の家族と数ヵ月一緒に暮らして、よーくわかった。
彼の両親がどれほど苦労してアメリカという新天地に根付き、そして「自由」を手に入れたか。
子どもたちがそこで生まれ育ち、今までにない「チャンス」を手に入れたか。

親の価値観と子の価値観は違うのに、彼はその価値観の間で揺れている。
自由になり、幸福になり、成功してほしい両親。
移民二世として、長男として、○○として、そして××として、成し遂げなくてはならないと信じる彼。
彼の仕事は社会的に意義あるものだとしても、そのエネルギーの源は封鎖された場所にある。
あぁ、私もそんな場所にいた

そこで生まれなければあった「チャンス」や「自由」もあるだろう。
しかしどこで生まれようが育とうが、環境やチャンスは違って、そして行きつく先は同じ。
その環境は、いづれ自然に進むべき道へ導いていくはず。
彼が導かれていくのであれば、それを遠くで見ていよう…。

魂や命は先祖代々の有難い存在により引き継がれていくけれど、
無駄な価値観は引き継がれなくていい。
(世襲制ってなんだ!?)
足をひっぱる価値観は、文化や習慣にも潜んでいる。
もしそれが生き方を束縛するようなものならば、いらないね。

彼と別れた直後にFunky Master が言った、「相手は自分の鏡」
まさにその通りです。


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Shino

> 今いる都合のいい便利な所から出ていくことは、「負け」た気がすると。

「負けた気がする」と言うのは、「今いる都合のいい便利な所から出て行く」ことへの恐れから来る言い訳に他なりません。
ほとんどの人がそうなのでは、と思います。

彼に、例の『招待』の詩を贈ってあげてはいかが?
とは言え、『招待』を受ける準備が整っていないかとも思えますが。。。
by Shino (2009-10-28 04:02) 

もののけ

誰かが作った「負け」という概念を、そのまま自分にあてはめているのでしょうね。
負け、なんてないのに!!

『招待』・・・私には特別な詩となりました!
そうですね、考えたこともなかったですが、彼に贈ってみます。
「メールで送る」だけに終わらなければいいのですが。。。(笑)
by もののけ (2009-10-29 13:15) 

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