「政府は愛があたえられない」 [おすすめ本]
愛のあるところがあれば、ないところもある。
お金のあるところがあれば、ないところもある。
何かによって、愛が奪われ、失うこともある。
何かによって、お金を奪われ、失うこともある。
お金で愛を買う人もいる。
愛をお金で売る人もいる。
小さい頃から、物資や愛は、世界中の人々に、どうして平等に与えられないのだろうと不思議に思っていた。
持っている人が差し出しさえすれば、すべて解決するのにと思っていた。
高校を卒業する頃には、世界の不平等に対して怒りの気持ちでいっぱいになった。
怒りの対象が、世界の貧困へ向けられれしまった。
NGOでの活動は愛はあるけれど、大きな変化は起こせないと思っていた。
非常勤でNGOで働いていた時は、事務局長とともに、
資金作りのためのイベントをしたり、物資を販売することに奔走し、
緊急援助や、ましてや給料が出るような環境ではなかった。
活動はなんとかつないでいたような状態で、今に至る。
だけど、人と人との交流には人間の温かみがあり、
お金とは関係ないところでの豊かさが運ばれてくる。
国 (National) の機関、国際 (International) 機関では、お金の調達に走りまわることなく、
活動に力を費やせるのだろうと思っていたけれど、
実際に働いてみて、働いている人たちの志の低さに愕然とした。
目につくのは、お金に絡む利権争いばかり。
結局、環境汚染されそうになってその場を去ったけれど、
「金」が世界の貧困を救い、世界は平等になるんだと、
いつの間に、なぜ、そう思ってしまっていたのだろう。
マザー・テレサの本を読んでいて、
心に留まったのは、どんな神聖な言葉よりも、この言葉・・・
「政府は愛が与えられない」
政府や国、それ自体は、お金を与えることはできても、愛を与えることはできない。
政府や国を形成する人々こそが愛を与え、受け入れる。
そう、愛こそが最初にあって・・・
Facebook コメント
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この地球という存在自体が、太陽と月、朝と夜、男と女、善と悪、富と貧というように、基本的には二極化した次元の惑星なんだと思います。
だから世界の平等を願うことはできても、それを実現するのは、地球の存在意義？を問うほどのことではと。。。きっとこの宇宙には地球よりもずっと崇高なレベルの惑星があって、そこでは犯罪も戦争も貧困もなく、すべてが平等で美しく。。。
太陽と月以外にも、肉眼で見えない惑星が地球の周囲に存在するように、朝と夜の間には昼があって、男と女の間にいる同性愛者や性倒錯者が存在意義を訴え、善人に見えた人が突然犯罪者になったり、囚人が改心してスラムの子供達が囚人にならないよう指導をしたり、富める人が巨額の寄付を慈善活動に費やしたり、フィアトレードの活動が、貧しい人々にお金を与えるだけではなく、お金を生み出し自立の喜びを見出せるよう導いたり、、、といったように、不平等に見える地球の二極化こそが、私達の魂の成長を促すための問題＝課題を与えてくれているのでは？とも思います。
そして、この地球を含む宇宙には、限りない愛が溢れている。。。
貧困や病に打ちひしがれ、怒りや悲しみ、憎しみに満ちている時には、その愛が感じられない、、、だからこそ、誰かが『愛』を注ぐことで癒しが起こり、宇宙の限りない愛が流れ込んで来るきっかけを作ることが大事なのでしょう。
それはマザー・テレサのような偉大な人だけでなく、私達の誰もが、周囲の身近な人に対してもできることだと思います。
by Shino (2010-04-03 01:12)
すばらしいコメントありがとうございました！
文章を締める言葉が浮かばず、私自身も理解してないことをまた考えているので、 「・・・」で終わったのですが、 そこから続くすばらしいコメントをいただきました！
志野さんが言われる、「地球は・・・基本的には二極化した次元の惑星」という言葉にすごく納得しました。
この問題だけじゃなく、 何かを解釈する時はだいたい両端のエッジに傾いていて バランスが取れていなかったなと思います。
特に、若い時の私は、宙ぶらりんやグレーが嫌で、 とりあえずの仮の極端な概念に固執していたように思います。
今は、いろんなことを含めて、 大きな意味で「何をするのか」の源（動機）が 変わってきていることを実感します。 サステイナブルな社会づくりのように、 人の成長もそのようであっていいのだと感じます。
>不平等に見える地球の二極化こそが、私達の魂の成長を促すための問題＝課題を与えてくれているのでは？
ほんとに、まさにそうですね！！そのような視点で見たことがありませんでした。 でもすごく納得できます。
>誰かが『愛』を注ぐことで癒しが起こり、宇宙の限りない愛が流れ込んで来るきっかけを作ることが大事なのでしょう。
私の周りでも、仕事に没頭し我を忘れ健康を損ない続けている人は多くいます。愛の受け取り方を知らない人が多いというのは、私もよくわかります。癒しを必要としている人には、それが必要・・・だからやはり、きっかけを作るというのが大切なのですね。
まだ見ていないことの方が多いのは承知ですが、ここから見ると、いろんなことが素直に理解できます。
書いていることが独り言状態だったので、 このようなコメントを残していただいて、とても嬉しかったです。
新たな気付きのある言葉をありがとうございました！
by もののけ (2010-04-05 21:44)