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火が焼き尽くすもの [カルマ]

京都、五山の送り火もそうでしょう。

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日常のお寺で絶えない火。
本堂、墓地、仏壇、祠、あらゆるところに蝋燭がある。
修行となれば、宗派にもよるが、火渡り、護摩木を燃やす、さらに厳しい修行もある。
様々なものものが燃やされる。そして何かは昇華していく・・・。

物ごころついた時から、私は裏庭の焼却炉の「番人」だった。
といっても、レンガでできた炉があって、そこで「燃えるゴミ」を焼くだけ。

家庭内や墓地のゴミを集め、焼却炉へ放りいれるのは、
お寺の中の数ある仕事のうちで、トップ3に入る大好きな仕事。
燃やすもので一番多いのは、お供養(お花・お菓子等)。
至近距離でメラメラと燃える様子を見ていると、顔や体が熱くなると同時に心も熱くなる。
残った灰は、シャベルで土を掘り起こしてそこに埋め、自然に還す。


ある日、いつもの仕事場に立つと、
家族との大切なアルバムとネガが、今まさに燃えようとしているのを見た。
  「なんで、こんなところに!!」
私は必死になってアルバムを救った。
ほとんどの写真は焼けて、ネガだけが残った。

だけど、今、ここにいる私は考える。
あの場で炎が焼き尽くそうとしたのは、そうされる意味があったからではないか、と。
焼かなかったら今もある写真と同じように、焼かないから持ち続ける記憶もある。
不要となった記憶を手放す一番簡単な方法は、
(イメージでもいいから)それを火に投げ入れることかもしれない。
Patience (忍耐) が必要だけれど、瞑想もその一つだろう。

ただ、昔の記憶を思い出してもいいけど、
感情を掘り返すことに、意味はないと思うけどね。


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火は、想像以上の力(エネルギー)を持っている、というのを思い出させてくれた記事です。
Funky Master 志野さんの記事をどうぞ[ペン]

『中国で話題の「炎セラピー」とは!?』
[スキー]http://www.myspiritual.jp/2010/04/post-1393.html


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ありがとうございます[るんるん]




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