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マイケル・ジャクソンとボブ・マーリー [Michael Jackson]

(↓mixiの日記を再編しました。)

マイケルは、すべては「曲を聴けば分かる」、「思いは全て、作品に込めている」と言っている。
そう、彼の歌詞には深いメッセージがこめられていて、言葉には重みがある。
時には叫び声までも伝わってくる。

彼の生まれ持っての才能、それは、声、ダンス、センス、ソウル、グルーヴ、すべてに入っていた。
映画 『THIS IS IT』 の中で、彼は「ファンの欲しがる音や感覚がわかる」と言っていたが、
それは、彼自身が天から授かった才能を、彼を通して表現していたからだと思う。
彼自身も、きっとマイケルの音楽(God Talent)のファンだった。

だけど忘れてはいけない、彼がどれほど努力家であったかを!
彼は持って生まれた才能を生かすために、努力を惜しまなかった。
来日中に泊まったホテルで、彼は踊り続けて絨毯を濡らせたという。
マイケルの母も、彼は週末になるとずっと部屋にこもって踊り続けていたと。
自分の才能に責任を持ち、使命と呼ぶならばその使命を全うした。
次元が違う、すごすぎる・・・

世界中で既にクラシックとなっている(不動の地位!)、スムース・クリミナルやスリラー。
マイケルは、それらの「永遠なる名曲」を、3Gを使って新しく再生させていたけれど、
そのセンスは間違いなくマイケルそのものだった。
斬新で、誰もが欲しがるのにどこにもない、彼しか出しえない芸術。
彼のユーモア、ダンス、表現力、愛、パワー・・・
何もかもが変わりなく、永遠に存在しているように思えた。永遠に・・・。

多くの人は彼の病を、「偏見」として片づけているけど、単に病名だけを挙げるならば、
尋常性白斑、全身性エリテマトーデス、α1アンチトリプトシン欠損症(遺伝子疾患のひとつ)、
肺気腫、慢性的な消化管出血、左の視力は95%失われていたと言われている。

自分自身の力と、病と、偏見と闘い続けたマイケルは強い。
闘うだけじゃなく、優しさ、家族や親友への愛もつよかった。
だからこそメッセージに真実があるのだろう。
だけど、その強さは、いったいどこから来るのだろう・・・。

*・゚・*・゚・*.*・゚・*・゚・*.*・゚・*・゚・*.*・゚・*・゚・*・゚・*.

この夏、ボブ・マーリーの生涯について知った。
3388565
すてきな笑顔を見つけちゃいました・・・♬

彼の音楽はもちろん知っているけれど、36歳で亡くなったことは知らなかった。
ヨーロッパツアー中、小さな足の傷から体内に細菌が入り、下半身麻痺状態に。
(彼の思想に背くから、身体にメスを入れさせず、)
レコーディングやツアーの過労でNYツアー中に倒れ、そのまま脳腫瘍で亡くなったそうです。

ボブはジャマイカのゲットーで生まれ、
"No Woman No Cry" に出てくる、Trenchtownで育った。
親のような存在である Georgie (おじさん)から多くを学び、
彼も小さい時からボブはスペシャルだったと言っていた。
"No Woman No Cry"は、ゲットーで虐げられ泣いている女性を知っている彼が、
「Little sister, 女性よ、もう泣かないで」、と歌った。
http://www.youtube.com/watch?v=7OQ4dA4CsC4

政治不安で暴動が起こり、人々が不安の中にいた1970年初頭。
彼は"Get Up, Stand Up" で、
死んで天国に行くより、生きてこの世を天国に変えようと人々に歌いかけた。
http://www.youtube.com/watch?v=aQmutEhvmpk&feature=player_embedded
(この歌詞も和訳したいね・・・)
彼のメッセージは当時、非常に大きなものだった。

ボブの近くで一緒に仕事をしていた人(今マイアミに住んでるジャマイカ人)は、
彼は、この世ですべきことを短時間で終えてしまい、もう用事が済んだから、
神が彼を引き戻したんだ。
僕らはボブが残したメッセージをまっすぐに受け取りたい、と言っていた。

独特のファッション、思想、活動が、当時の社会に大きな影響を及ぼした。
なのに、無知からくる偏見ゆえに、 私はすっかり彼について勘違いをしていた。
36年という人生で、これらすべてのことを成し遂げたってことが、偉大すぎる!

*・゚・*・゚・*.*・゚・*・゚・*.*・゚・*・゚・*.*・゚・*・゚・*・゚・*.

マイケルも、ボブも、短い人生の中に濃すぎる生を生きた。
偉大な功績を残した偉人の魂は、肉体がなくなっても人々に影響を与え続ける。
そしてこれからも、彼らと関わった多くの人が、一つ一つの偉大なストーリーを語り継いでいくのだろう。

これまで生きた多くの偉人の力強さ、勇気、優しさ、愛。
あらためて驚き、感謝し、そしてひれ伏すのです・・・。


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aura-aura

マイケルは10数年ぶりにステージに立とうとしていました。それまでの苦悩、忍耐、そして死の直前まで猛特訓していた努力とブレない熱意。。。その「強さ」に本当にひれ伏すばかりです。
優しさだけでは人の心を動かし、多くを救えないないのだなぁと思います。

ボブ・マーリーの事は全く勉強不足な私。もののけさんで勉強させていただきます。
by aura-aura (2009-11-03 12:38) 

もののけ

>優しさだけでは人の心を動かし、多くを救えない・・・
本当です、本当ですね。
ただ、ひれ伏すばかり・・・

だけど本当は、私も彼のように強くなりたい!って思います。
ボブ・マーリーについては偶然知ったのですが、
一人の人につき、ひとつのストーリーがあると思うんです。
それを知りたいなって思います♪

コメントありがとうございます!
by もののけ (2009-11-03 16:14) 

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