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銀杏の日 [東京でオーガニックライフ]

朝の農家お手伝いは、お仕事が夜の日にやってます[三日月]
ということでまたやってきました、今回は銀杏洗い。

世田谷区の大農園、大平農園は、戦後カマボコ工場を利用して、
現在のビニールハウス栽培の走りを始めたという、由緒ある農家。
おまけに、ずっと完全無農薬栽培。
長年、研修生を受け入れていて、卒業生は今も日本中で活躍されている。
継続的・献身的に何年もお手伝いされている(ボランティア)人々によって、
支えられ伝えられ引き継がれている農園。

この7年間、自転車で素通りしていた単なる景色の一部だったその中に、
こんなに深い歴史と、人々の愛があったことに、今気づいた。
自分の生活に、ここを守り伝える人々の存在が大きく影響していたことを知った。
存在していても見ることができず、存在していなくても見ることができる。
見ると言う行為は、気づくことから始まる。すなわち感じること。
いつ、どこで、どうして感じるのか、その源が心。
やはりこの世は幻想なのだと考える・・・。

さて、農園は等々力にあり、「お屋敷」と呼ばれる敷地内に、一本のイチョウの巨木が立っている。
12月半ばの仕事は、銀杏の実を取り出し、何度もよく洗い、乾燥させるところまで。
銀杏はバシバシバシバシ空から降ってくるが、それらは既に集められ、水に浸されている。
都内各地からお手伝いに来る人たちのは、ふやかった部分を取り除き、
固い実を何度も何度も洗い、割れてしまったものをはじき、
商品として出せるものだけを選別し、陽の下で乾燥させるまでの作業を行う。

その量なんと、漬物樽7つはあっただろう。
最後までいれなかったからわからないけど、もう実がついてないと思われる木には、
まだ樽2つ分くらいの銀杏の実が残っているという。
一本のイチョウの木から得られるこの銀杏の量!!
すごい生命力[どんっ(衝撃)]

使った防水レインコート(上下)と、布手袋+ビニ手袋、長靴はドロドロ。
銀杏の実の周辺についている、ネトっとした物質が洗っても取れない。
そうか、銀杏はこういうもので守られているんだ・・・

銀杏は好きでも嫌いでもなく、数個食べればちょうどいい。
なので、この銀杏は今週末の鍋パーティ用におとりしておきます。
一つ一つのことに対して心を向き合える幸せ・・・[るんるん]



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