農業クンのはなし [東京でオーガニックライフ]
気づきの中の、ひとつの出来事。
このブログを読んでいる人は、気づいたかもしれないけれど、
前出の「農業クン」には、何かピンとくるものがある。
ここ何年も、私が通る時間帯に誰もいない農園に、その日いた彼。
話して連絡先を渡すと、すぐに農園と連絡がつき、翌週から農園を手伝うようになった。
彼は、私と農園をつなげるキーパーソンであることは確か。
だけど、仕事中は、話せるように同じ仕事がまわってくることとか、
仕事のない日にわざわざ会う用事ができてしまうことがある。
何かが彼を引き寄せているんだろうと、ふと感じた。
会って間もない頃に、彼が欧州でベリーを摘んでいた時の話をした。
私は何も言わなかった。
「彼のところに神が降りた」、と勝手に感じてしまっていたから。
もちろんその時話さなかったけど、私は彼と個人的に話すだろうと予感した。
私は、農業について興味があると話していたので、
彼は有機農業について話せることがあると思う、と言ってくれた。
彼は、穏やかで芯が通っている。間違いなく有機農業について教えてくれると思った。
なのに、私と数時間も会話が持つはずがないと思っていた、と後々教えてくれた(笑)。
ある日の午後、私は彼が話す自然観や有機について、全身全霊で聞いていた。
人と話すとき、ある意識を持って聴こうとはしているので、それを実践した。
不思議に、彼の言わんとすることがわかる。
彼は、滞ることなくひたすら話し続けた。こんなに話す人だとは思わなかった。
彼も、ほぼ初対面の私に、そんなに話すとは思わなかったらしい。
彼の自然に対する考え方、農園という一つの場所に対する考え方は、
この大きな宇宙の中で行われていることと合致する、と思った。
彼が使ういろんな比喩や言葉が、不思議に全部わかる。
彼が話している最中に、どーっと何かが降りてきた。
明らかに降りてきたなか、彼は話し続ける。
私はその力に自分をゆだねながらも、彼の話を聞く。
彼が、夏目漱石の話をし、私が少数民族の話をし、彼がカンボジアの話をする。
有機栽培だけではなく、開発援助、自然環境や宗教について、難なく語り合った。
窓の外は、年末だというのに、まだ黄色や赤に紅葉した葉っぱが揺れていた。
大いなる力が、彼を送ってくれたんだって、心から感じた。
彼と魂の会話ができたことを、天に向かって感謝した。
彼との約束の日に何度も他の予定が入りかけた、
でもどれも流れて、予定通りに私たちは会った。
数時間過ぎた後、自然に会話が終わった。
私は、「水が流れるような会話をしたね、ありがとう」と言い、
彼は、「楽になりました、ぼくは。」と、不器用に言って、振り返ることなく立ち去っていった。
その日、朝からとても気分がよくて、これは踊るサインなのかなと思い、
愛用のサルサシューズを持って出かけていた。
だけど私はすでに満たされていて、そのまま帰宅した。
次に何をするべきか、もう知っているみたい。
これを書いている時に、彼からメールが届いた。
想念・・・
このブログを読んでいる人は、気づいたかもしれないけれど、
前出の「農業クン」には、何かピンとくるものがある。
ここ何年も、私が通る時間帯に誰もいない農園に、その日いた彼。
話して連絡先を渡すと、すぐに農園と連絡がつき、翌週から農園を手伝うようになった。
彼は、私と農園をつなげるキーパーソンであることは確か。
だけど、仕事中は、話せるように同じ仕事がまわってくることとか、
仕事のない日にわざわざ会う用事ができてしまうことがある。
何かが彼を引き寄せているんだろうと、ふと感じた。
会って間もない頃に、彼が欧州でベリーを摘んでいた時の話をした。
私は何も言わなかった。
「彼のところに神が降りた」、と勝手に感じてしまっていたから。
もちろんその時話さなかったけど、私は彼と個人的に話すだろうと予感した。
私は、農業について興味があると話していたので、
彼は有機農業について話せることがあると思う、と言ってくれた。
彼は、穏やかで芯が通っている。間違いなく有機農業について教えてくれると思った。
なのに、私と数時間も会話が持つはずがないと思っていた、と後々教えてくれた(笑)。
ある日の午後、私は彼が話す自然観や有機について、全身全霊で聞いていた。
人と話すとき、ある意識を持って聴こうとはしているので、それを実践した。
不思議に、彼の言わんとすることがわかる。
彼は、滞ることなくひたすら話し続けた。こんなに話す人だとは思わなかった。
彼も、ほぼ初対面の私に、そんなに話すとは思わなかったらしい。
彼の自然に対する考え方、農園という一つの場所に対する考え方は、
この大きな宇宙の中で行われていることと合致する、と思った。
彼が使ういろんな比喩や言葉が、不思議に全部わかる。
彼が話している最中に、どーっと何かが降りてきた。
明らかに降りてきたなか、彼は話し続ける。
私はその力に自分をゆだねながらも、彼の話を聞く。
彼が、夏目漱石の話をし、私が少数民族の話をし、彼がカンボジアの話をする。
有機栽培だけではなく、開発援助、自然環境や宗教について、難なく語り合った。
窓の外は、年末だというのに、まだ黄色や赤に紅葉した葉っぱが揺れていた。
大いなる力が、彼を送ってくれたんだって、心から感じた。
彼と魂の会話ができたことを、天に向かって感謝した。
彼との約束の日に何度も他の予定が入りかけた、
でもどれも流れて、予定通りに私たちは会った。
数時間過ぎた後、自然に会話が終わった。
私は、「水が流れるような会話をしたね、ありがとう」と言い、
彼は、「楽になりました、ぼくは。」と、不器用に言って、振り返ることなく立ち去っていった。
その日、朝からとても気分がよくて、これは踊るサインなのかなと思い、
愛用のサルサシューズを持って出かけていた。
だけど私はすでに満たされていて、そのまま帰宅した。
次に何をするべきか、もう知っているみたい。
これを書いている時に、彼からメールが届いた。
想念・・・
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