寂しさってなんだろう

美しいお月さまを見ながら、静かに2010年を迎えた。
除夜の鐘が鳴り響いていた。
年の変わり目に煩悩を取り除いても、一日しか持たないかもしれない。
明日になれば、欲望のデパート（どっかで聞いたことあるぞ）が開店して、
都会はまた活気を取り戻し、あっという間に物欲の流れに飲み込まれていく。

Funky Masters も言ってたことで、
薦めてもらった『あるヨギの自叙伝』（ヨガナンダ著）にも書いてあったけれど、
国が持つカルマがある。時代にもカルマがある。
東京の機能しない近代ビル群や、車も人も待っていない交差点を見ていると、
混雑してこそ東京なのかな、なんて思う。
混沌としてこそＮＹであるように・・・。

ということで、静かな元旦。ゆっくり時間が過ぎていく。
あぁ、こんな感じで何か月も過ごしてみたいなと思う。
ポリネシアのアイランダーみたいに、生きることだけに時間を費やし、
酋長から語り継がれる話を聞きながら、ファレで一日を過ごしたい。

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今年のお正月が穏やかで落ち着いているのは、
必要なものがあり、不要なものはないからだと思う。
自分は満たされているな、と思う一方、寂しさもある。
寂しさってなんだろう・・・漠然と寂しい。
悲しくないし、孤独でもないし、苦しくもない。
英語で、I miss (sth). と言うこともできるが、それは「何かが足りない」という状態。
何かが足りていないと思うけど、足りていないものはまだ持っていない。
それが何かもわからない。

寂しさって、きっと形を変えてずっと存在するものなんだと思う。
だとすると、寂しさは取りのぞけないし、
寂しい感情があるっていうのは、特別の状態じゃないってことになる。
しかも寂しいこと自体は、マイナスなことでもないし、
やっぱり、そのまま「寂しい」という感情だけ受け入れればいいんだな。

だとすると、やっぱりこれだけのことか、

　「寂しいと感じるわたしがいる。」

だけどこれが気になる・・・
どうして私たちに、寂しさを感じさせるんだろうかって。
理由が知りたい

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