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『バガヴァッド・ギーターの世界』上村勝彦著 [おすすめ本]

筑摩書房のHPより
  
  古代インドの大叙事詩『マハーバーラタ』の中の一編
  同族同士が戦うことに深く悩み、戦意を喪失している勇士アルジュナへ、
  御者を務めていた賢者クリシュナ(実は最高神の化身)が、
  彼を鼓舞するために説いた教えが、バガヴァッド・ギーター(神の歌)である。
  人間存在のむなしさを描き、現世の義務をはたしつつ
  解脱に達する道を説く信仰の書をわかりやすく解き明かす。
  さらに帝釈天、弁才天、大黒天、毘沙門天、鬼子母神などのルーツを解説し、
  宗派を超えて愛誦されてきた最高聖典が、
  仏教や日本の宗教文化、日本人のものの考え方に与えた影響を明らかにする労作。

抜粋以上。

3460965

『バガヴァッド・ギーター』に書かれている思想とは、
絶対者、すなわち最高神がすべてに遍満し、個々のもののうちにも入り込んでいる。
そして我々個々人のうちに神の性質があるというもの。
また、それは、ある時期に日本の大乗仏教に大きな影響を与えたと言われる。

著者の上村勝彦氏は、インド研究者であり、またサンスクリット語のすぐれた使い手でもあった。
浅草寺の僧侶の家系でその資格を持っていたが、僧であることを煩悶した時期もあった。
彼は、「ギーターを通読しても理解できない箇所が多い」理由で翻訳を渋っていたが、
あるきっかけで、彼は神がかり的に翻訳し出版した。
2003年、逝去。

この『バガヴァッド・ギーターの世界』は、彼の注釈を元に、日本仏教とのつながりを挙げながら
わかりやすく書かれている。
すぐに読めるので、最初の一冊目としてよかった。

『バガヴァッド・ギーター』を読む前に、ここから気になる文言を
少し挙げていこうかと思っております[本]


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