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『タオのプーさん』、あるがまま・・・ [おすすめ本]

この物語は、孔子、ブッダ、老子の小話を例に挙げるところから始まる。
『クマのプーさん』と『プー横丁に立った家』からの引用を用いて、タオイズムを易しく説く。


『タオのプーさん』ベンジャミン・ホフ著

タオのプーさん.jpg


学者というのは常にものごとをややこしくするが、
タオのプーは、いつだって「あるがまま」。
プーを、中国語読みでフゥと発音すれば、「樸(あきら)」という意味になる。
樸とは、自然のままの状態にあること。

プーさん流では、タオイスト詩人はリー・プーでいい。
みんなが李白(リー・ポー)と呼んでいても、あまり重要ではない。
プーさんにとって無為(ウー・ウェイ)はプー・ウェイでよく、
もしかすると、空(クゥ)は、単に「プゥ」になるのかもしれない。

物事に名を与えるのも人間。
名を与え、形を変え使い方を変えようとするから、
生きることも難しく、困難で、苦しいものになってしまうのだ・・・。

「イスガシ・スギカエル」なるものが登場する。
「イスガシ・スギカエルの古典的モニュメント」は、バーガースタンドらしいが、
イスガシ・スギカエル精神やイスガシ・スギカエル協会は、プーさんと対極にある。
毎日忙しすぎて家に帰れない人がいるとしたら、あなたもイスガシ・スギカエルかもしれない。


著者はタオイズムに傾倒しているアメリカ出身の「クマと森好き」らしく、
英・中単語の言葉遊びが各所でされているので、
原書で読むのもいいかも。読まなくてもいいかも[三日月]


『タオは為さず、されどなにごとも為されざることなし』
プー精神でいきますか[晴れ]









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