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ことばの壁って低いかも② 英語 [言葉と意識]

最近感じた、ことばの壁って低いかもシリーズ。続編!



先日、NZから京都に来ていた長年親友の夫婦は、
妻は、サモア生まれのNZ育ち、クォーターチャイニーズ。
夫は、フィジー生まれのNZ育ち、チャイニーズ3世。
彼らは現在オーストラリア在住。

見た目にも、オリエンタルというかミステリアスな雰囲気で、
話し方も、ポリネシア系の母音が強い感じに、
Queen Englishが入ったような、
しかし基本はKiwi English で、中国語のイントネーションも残っている。

今の時代、46億人が46億通りの話し方をする時代。
言葉や外見で、誰がどこ出身かはわからないし、
少し仲良くならないと、バックグラウンドを聴いたりしない。
(思いがけず、すごく複雑なこともある)
これが現代の世界の様子だと思う。

日本のように、顔立ち身なりが和風、行いや空気の読み方日本的だから
日本人だとする国のほうが、世界では少数派になってきている気がする。
もちろん、血統を重んじる国や文化圏はまだまだたくさんあります。


先日のレッスンで、「私はカタカナ英語でいきます」、と胸を張って言ってくれた生徒さん。
最初は、彼女の二人娘さんだけを見ていたのだけれど
くすぶり続ける「英語やりたいデモ腰重い病」を、克服したいからと、
ある日から突然レッスンが始まりました。
その彼女が、「自信を持ってカタカナ英語で!」と。

いいと思います!!

母語のために鍛えられた唇や舌の筋肉は、
新たな言語を話すようになったからといって容易には変えられないし、
何より大切なのは、
伝えたい意志に、伝えたい内容を乗せ、相手を見て話す、
ことでしょう。

日本の義務教育の3年で培われた英語で、
実はコミュニケーションは可能!
怖がる気持ちを捨て『自信』さえ持てば、ことばの壁って低いかも[かわいい]


ところで、キッズ・イングリッシュブログを始めました。
今後の活動のために、情報バンクにしていく予定です。
アップは、まとめてドドドという感じで・・・↓

   ≪英語で一緒にあそぼうよ。≫
   http://kidsenglish.blog.so-net.ne.jp/


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コメント 4

Shino

アメリカ移住後、言葉の壁に思いっきりぶち当たって粉々にくだけ、その後這い上がりながら生きている私も、ようやく『自信』が出て来ました。

日本で長らく英会話スクールに通っていたので、多少の自信はあったのですが、移住当初は何より相手の言っていることが分からなくて愕然 → 全く会話について行けない → 英語を聞く、話すことにアレルギー反応が出る → 対人(外人)恐怖症 . . .といった具合でした。

今でも相手の言っていることが分からなかったり、私の英語が通じないこともよくあるのですが、「これでも分からんか!」とばかりに、発音や表現を変えたりして、相手に通じさせようとするガッツ?が出て来ました。
だんだん、性格が大胆になって来た気がします(笑)

日本人の美徳である几帳面さ、完璧主義、奥ゆかしさなどが国際社会において足を引っ張ることのないよう、美徳をキープしつつ広い視野で生きる人材育成が、今の日本には必要だなと実感しています。

by Shino (2010-05-25 00:57) 

もののけ

志野さん

貴重な経験をシェアしてくださり、ありがとうございます。

>全く会話について行けない → 英語を聞く、話すことにアレルギー反応が出る → 対人(外人)恐怖症 . . .
移住当時にかなりご苦労されたんですね。
お話を聞いた時、相当辛かったんだと思いました。

新しい言語を習得した人や、新しい世界へ出ていった人は、
生活に密接する部分で苦い経験を経ているから、
その苦労がどれほどか、程度は違えどわかるように思います。
そして、だからこその今がある、ということも!!

私も高校3年と大学2年で猛勉強したつもりでいたものの
NZでは、最初英語がロクに通じず、仕事も得られず、
語学すらもできない無用な自分に落ち込みました。
でも、これも生きる上(英語上達?)には必要な心の試練だったのだと思います!

語学のみならず、やるぞという決心と努力がやはり重要ですね!
生徒さんには、楽しく独学が続けられるようサポートしています。
英語を習得するのは進行形で努力は欠かしませんが、
その向こうにある何かに喜びを感じて、続けているのと思います。

ま、私も海外で英語ができないと落ち込むことは多いです(汗)。
つい最近のNYでさえ、英語ができないと落ち込んでいたものです。
ですが、教える側としては、そんなことよりも楽しさを伝えていきたいと思います!

>性格が大胆になって来た気がします(笑)
同感です。
あの時のガッツがなければ、今は存在しません(笑)!

志野さんや、大きな口を叩けば私もですが、必要だからこそ
「コミュニケーションをしなくては!生きていかなくては!」と、
意志を伝えるべくこのような道のりを歩いているのですよね!

渡米直後の志野さんを存じませんが、
今は凛とした強さが、全身から溢れているようです!
そして、ますます輝いている志野さんをいつも応援しています!!

様々な大小の利点を生かしつつ、まさに今のこの場所で、
私もいろいろと励んでいきます!!

by もののけ (2010-05-25 15:07) 

Shino

丁寧なお返事をありがとうございます!

もののけさんでも落ち込むことがあるんですね?
元スチュワーデスの日本人の友人は、私よりずっと流暢に話せるんですが、アメリカ移住後に落ち込んでは、荷物をまとめて日本に帰ろうと思ったことが何度もあると話してくれました。

> 教える側としては、そんなことよりも楽しさを伝えていきたいと思います!

さらに私の勝手な希望としては、楽しく英語を学んだ生徒さんがもののけさんから巣立って世界にはばたいたのち、「将来もし英語でつまずくことがあったら、いつでも私に連絡して!」という先生でいてくれたら、生徒さんは頼もしいだろうな〜と思います。
私は苦しかった時、その苦しさをシェアできる人がいないことも苦しかったので. . .
「あぁ、大丈夫。先生だって、辛いこといっぱいあったのょ!」といった具合に!!

> 今は凛とした強さが、全身から溢れているようです!

そうですか . . . ありがとうございます。
今は、「英語が現地の人並みにできない」ではなく、「日本語の上に、さらに英語も話せる」というプラス思考になって来ました。
「今に見てろ〜」という感じです(笑)
by Shino (2010-05-25 23:45) 

もののけ

お返事のお返事かえしです!!

私も落ち込むことは多々です。
高校受験の時に、
「資格がないと生きていけない」と気付かされ語学に目覚め、
念願のNZ滞在中には、
「語学ができても、他に何もないと生きていけない」と気付いたものです。
NZに居た時は、人間失格とまで落ち込みました。
大学復学せずにNZに残りたい気持ちも少しありましたが、
これは日本に帰って、語学以外をやらなくては、と思い、
社会学、国際関係学、開発学、女性学へと
(これも自然の流れでしょうが)視野が広まっていきました。

ま、基本的に「落ち込んでる暇ちゃうで」、と思う方が強いので、
周りから見たら落ち込んでないと思われるようです。
やせ我慢、というやつで、落ち込む時ほど笑顔でした:)
今は、喜びパワーで前進していますが、
以前はこれが怒りパワーで前進していたと思うと・・・いやはや。

非英語圏で語学ができても、英語圏で暮らすための言葉は違う、
ということがよくわかります。
今の私のレベルでは住むのに必要な言葉を十分知っていないことも分かっているため、家では主にテレビを英語で流しています。
(日本語ほどダイレクトに悲観が伝わってこないこともグー?)

実は、このコメントをもらってから、確かに辛いこと多い…
と蘇ることが多々ありました。
そのことを外に出してしまいたい気持ちがあるみたいなので、
またブログに書いてスッキリしようかと思っています(笑)。

>「今に見てろ〜」という感じです(笑)
ってー!
今も見させていただいて、こちらひれ伏しておりますです。

いつも、ありがとうございます♪

by もののけ (2010-06-07 21:09) 

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